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【柏英樹の勝負球】ラグビーV9の帝京大と箱根駅伝4連覇・青学大の共通点とは?  (1/2ページ)

 ラグビーの全国大学選手権決勝(7日=東京・秩父宮)で帝京大が明大を下し優勝。前人未到の9連覇を達成した。また3日の箱根駅伝では青学大が4連覇。毎年選手が卒業で入れ替わる大学スポーツで連覇を続けるのは大変なことだ。両大学とも古い体育会の殻を破ったユニークな強化、育成法が注目されている。

 21-20。決勝は帝京大がわずか1点リードのまま、あと1プレーで試合終了のホーンが鳴る大詰めを迎えていた。

 明大が逆転を狙って最後の猛攻を続け、帝京大は懸命に防戦。ここで帝京大を引っ張っていた堀越康介主将が反則を犯し、シンビン(10分間の一時的退場)に。緊迫の展開で主将を欠き、14人で戦うのは痛い。無念の表情でピッチを去ろうとする堀越主将に、同級の4年生だけでなく下級生からも声がかけられた。

 「大丈夫。任せて」

 岩出雅之監督は「この部員の一体感こそ帝京の財産。皆の力で勝ち取った9連覇を誇りに思う」と胸を張った。帝京大ラグビー部では4年生がトイレ掃除をするなど、雑用は上級生の仕事。まだ部に慣れていない1、2年生はその分、練習や体作りに専念できるというわけだ。

 もちろん、しごきなどといった昔ながらの上級生、下級生の隔たりはない。こうして下級生はのびのびと育つ。この日の大一番にも1年生のSO北村、WTB木村が先発出場し活躍している。

 また、近代的なトレーニング施設を整え、栄養士をつけて栄養管理、さらに練習後は血液検査で選手の疲労度や体調の変化をチェック。こうして明大の重戦車FWを上回るほど、強い体の選手を作り上げている。

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