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白鵬、新鋭にひやり 横審指摘で新たな取り口模索中「まあ、いいスタート」 

 大相撲初場所初日(14日、両国国技館、観衆=1万816)前人未到の40度優勝を重ねた第一人者の闘いぶりがいま問われている。立ち合いで繰り出す顔へ付近のかち上げや張り手などに、白鵬が横綱審議委員会(横審)から苦言を呈された。新年幕開けの取組で新鋭の阿武咲にひやりとさせられた。新たな取り口はいまだ模索中ということか。

 頭を下げて突っ込んできた阿武咲の圧力をまともに受け、捕まえられない。後退しながら左で相手の右腕を抱えるも呼び込んでしまった。あわやと思われた土俵際。左に回り込んでかわし、左からの突き落としを決めた。

 「押されたけど反応よく白星を拾えた。まあ、いいスタート」と白鵬は言うが、取り口から余裕は感じられない。紙一重で何とかしのいだという印象だ。横審に指摘を受けてからは、稽古場で映像を撮って立ち合いの改善に励んできたが「ふたを開けてみないと分からない」とも漏らしていた。

 師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)によると、初日朝には稽古中に古傷の右足親指を負傷。腫れたため、冷やして治療したという。さらなる不安材料ともなりかねない。

 白鵬は元日馬富士の暴行事件で現場に同席し、減給処分を受けた。信頼回復へ背負う責任は重い。まずは第一歩を白星とともに踏み出し「自分がやれることをやるだけ。あとはみなさんが決めること」と神妙に語った。(産経新聞、藤原翔)

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