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横行していた相撲界の男色セクハラ 相撲関係者「内々で処理されていた」

 ■大相撲初場所初日(14日、東京・両国国技館)

 いきなりの行司差し違えとなった。横綱稀勢の里と新小結貴景勝の一番は、土俵際でもつれ、三役行司の式守勘太夫(58)は稀勢の里に軍配を上げたが、物言いがつき行司差し違えで貴景勝の逆転勝利となった。

 本来ならこの一番は、立行司の式守伊之助(58)=本名・野内五雄=が裁くはずだった。しかし10代の若手行司にセクハラ行為をしたとして、初日前の臨時理事会で3場所出場停止。その間無給の上に自宅謹慎となった。伊之助は辞職願を提出している。

 厳罰といえるが、日本相撲協会関係者の間には「確かに酒癖は悪いが、所属の宮城野部屋では力士を指導する立場でもあり、白鵬も角界の大先輩として敬意を表していた。元日馬富士の暴行事件で注目を浴びている時期でさえなかったら、これほどの厳罰にはならなかった案件だ」との声も。

 また、「伊之助は男色家ではないが、相撲界の男色セクハラは以前にもあった。あまり外に出せる話でもないので、これまでなら内々で処理されていたものだっただろうが…」(別の相撲関係者)

 15歳で入門した伊之助は、第43代横綱吉葉山(元宮城野親方、1977年没)が「体は小さくても五体満足なのだから行司ならできる」とスカウト。色紙には必ず墨で恩師吉葉山の座右の銘『不動心』と書いていた。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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