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稀勢の里、強行出場を繰り返すより場所で勝つための稽古を 昨年初場所14日目は相撲の神様が仕掛けたワナ (1/2ページ)

 ■大相撲初場所6日目(19日、東京・両国国技館)

 1年前の初場所。14日目の結びで、逆転優勝の可能性を残していた白鵬が平幕貴ノ岩に寄り切られて3敗目を喫し、この瞬間、1敗を守っていた当時大関の稀勢の里が悲願の初優勝を決めた。

 この一番が、元横綱日馬富士の貴ノ岩に対する暴行事件の遠因にもなった。この事件はもともと白鵬が知人から、貴ノ岩が「俺は初場所で横綱(白鵬)に勝っている」「これからは俺たちの時代だ」と発言していたと伝え聞き、会食の場で貴ノ岩に因縁を付け始めたのが発端だからだ。

 白鵬自身、元日馬富士を止められなかったことをとがめられただけでなく、横綱審議委員会から立ち合いの張り手やかち上げに注文がつき、今場所立ち合いに迷ったあげく休場に追い込まれた。いま思えば昨年の初場所14日目は、相撲の神様が大きなわなを仕掛けた日だった。

 横綱に昇進した稀勢の里も、次の春場所で連続優勝を果たしたが、最後は横綱の責任から無理をして左上腕付近のけがという、大きな代償を支払わねばならなかった。

 今場所も5日目に嘉風に敗れ1勝4敗。横綱では昭和28年春場所の千代の山以来65年ぶりという屈辱を残し、6日目からまた休場した。5場所連続6度目の休場。左大胸筋損傷など、毎度おなじみの診断書が出た。

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