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鶴竜、“無給”痛くもかゆくもなし!? 全勝ターンで懸賞金すでに月給以上に

 ■大相撲初場所8日目(21日、東京・両国国技館)

 横綱鶴竜は、正代が立ち合いにもろ差し狙いでくるところを、右上手を引き下がりながら出し投げ。全勝で並んでいた御嶽海に土がついたため、単独トップで中日を折り返したが、「まだ早い。7日もあるし、いまのところは自分の相撲に集中するだけ」とかわした。

 中日の勝ち越しは横綱昇進後過去4度あり、一昨年九州場所では初日から10連勝し、3度目の優勝を飾っている。

 場所前、師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)が「今場所に進退をかける」と明言していたが、まずは勝ち越して進退の危機を吹き飛ばした。

 元横綱日馬富士の暴行事件で現場に居合わせながら止められなかったとして、今月は無給処分を受けている。

 しかし、「自分の人生をかけてやっていることだから」と、気に留めず土俵に集中してきた。

 今場所獲得した懸賞金は、この日の35本を合わせて断トツの170本。協会が引退後の税金対策に貯金してくれている2万6700円を差し引き、行司から手渡される袋の中身は1本3万円で、手取り510万円に達した。

 横綱の月給は282万円だから“無給”など痛くもかゆくもなし、といった感じだ。それどころか優勝すれば賞金1000万円を手にする。

 藤島審判部副部長(元大関武双山)は、「横綱とはいえ勝ち越しで一区切りがついたろう。優勝は意識せず、いままで通り一日一番に集中すればおのずと結果は見えてくる」と太鼓判を押した。

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