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貴乃花一門、隠れシンパ増殖 2・2理事選へ向け自信のニンマリ 伊勢ケ浜一門は高島親方に一本化も波乱含み (2/2ページ)

 伊勢ケ浜一門は候補者を絞ったとはいえ、9人で貴乃花一門に次いで少なく、結束も固いとはいえない。選挙となっても高島親方が確実に票を集められるかどうかは不透明なところがある。

 これで優位な状況になってきたのが貴乃花親方である。

 今月13日、出羽海一門の北大樹が引退して年寄『小野川』を襲名。これまで小野川を名乗っていた阿武松部屋(貴乃花一門)の元幕内大道は、年寄『音羽山』に。前音羽山親方で貴乃花部屋付きだった元幕内光法は退職した。この結果、貴乃花一門の人数は1人減って8人となった。

 しかし、貴乃花一門の結束は角界で最も固いといわれる上、昨年12月に時津風一門を離脱し“無所属”を宣言した錣山親方(元関脇寺尾)、湊親方(元幕内湊富士)、立田川親方(元小結豊真将)の3人が、今月17日に都内で開かれた貴乃花一門会に出席。理事選でも貴乃花一門と共同戦線を張るとみられている。

 さらに、出羽海一門の玉ノ井親方(元大関栃東)、同一門の山響親方(元幕内巌雄)、伊勢ケ浜一門の浅香山親方(元大関魁皇)、対立する八角理事長(元横綱北勝海)と同じ高砂一門の九重親方(元大関千代大海)らも、貴乃花親方と親しい関係にあり、貴乃花寄りに動く可能性があり、動向は予断を許さないとみられている。

 特に浅香山親方はこの日の伊勢ケ浜一門会で「いずれは一門のトップになってほしい」との声が挙がったほど人望が厚く、影響力が大きい。

 そんな現状を受けてか、これまで仏頂面を崩さなかった貴乃花親方の表情が、ここにきて明るい。21日には両国国技館入りする際、カメラのフラッシュの嵐の中で、報道陣を振り返り「まぶしいです!」と珍しく言葉を発して笑顔をみせた。

 理事選、さらには3月に予定される理事長選の後にも、貴乃花親方のこんな笑顔が見られる可能性もある。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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