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巨人・阿部が覚悟の問題提起「“負けたら捕手のせい”はナンセンス」 首脳陣に関与と責任求める

 巨人の阿部慎之助内野手(38)が出演番組を通じて「“負けたら捕手のせい”はナンセンス。戦略的にはベンチも絡まないと」と問題提起している。

 「日本の野球ってキャッチャーのせいにばっかりするじゃない? キャッチャーのせいにしているうちは、日本野球自体のレベルも上がらないと思うの。だからキャッチャーが育たない」

 21日深夜に放送されたフジテレビ系スポーツドキュメンタリー番組「グラジオラスの轍」で、阿部は波紋も覚悟の大論陣を張った。収録は今オフの自主トレ先のグアム。

 「サイン出すのはキャッチャーだけど、全幅の信頼を置いてとかよく言われるけど、戦略的にはベンチも絡まないといけないわけよ。そのためにコーチって、たぶんいると思う。『この球いった方がいいんじゃないか?』って出したりとかっていうのも戦略の一部だと思う」

 後輩の小林のリードは部外者の野球評論家だけでなく、身内の首脳陣からもやり玉に挙げられてきた。だが試合中の重要な局面ではもっとベンチが積極的に関与して責任を負うべし、と阿部は主張するのだ。首脳陣への批判にも受け取られかねないが、確信犯だろう。持論を展開後、「それ、使えよ」とテレビ局側が忖度(そんたく)でカットしないよう念を押した。

 元巨人ヘッドコーチで夕刊フジ評論家の須藤豊氏は「結果責任はベンチが取れという主張はもっともだ。ただ、影響力の強いベテランのこうした発言が外に出るのは、決して好ましいものではない。なぜ外に発散するに至ったかを考える必要がある。チーム内のコミュニケーションは大丈夫か。選手が外に向けて野球をやり出したら、組織は崩壊する」と警告する。

 今季からバッテリーコーチは村田ヘッドコーチが兼任。高橋監督とともに若手捕手をどう育てていくか、阿部が目を光らすのは間違いない。

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