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【高校野球 新・名将列伝】原貢氏の運転手役も兼務…東海大相模・門馬監督「おやじさんは人生の教科書」 (1/2ページ)

★東海大相模・門馬敬治監督(2)

 3度の甲子園大会制覇がある門馬敬治(48)にとって、最近の優勝は記憶に新しい。2015(平成27)年の夏。恩師の原貢が監督として1970年(昭和45年)に達成して以来45年ぶりの夏の大会優勝は、門馬にとって「心に期していた」ものだった。

 その前年の5月、原は亡くなっていた。門馬は葬儀で棺の中の原の肩に触れて「その力をしっかりと受け継いだ」。さらに、お別れの会では弔辞で遺影に語りかけた。

 「おやじさんの魂を受け継いで戦っていきます。おやじさんを人生の、野球の師と仰ぎ、監督の任を全うすることを誓わせてもらいます」

 そして甲子園。大会では原が長年の功績によって表彰(育成功労賞)された。式典には、亡き父の代わりに息子の原辰徳(前巨人監督)が出席。そんな大会で負けるわけにはいかなかった。決勝戦の9回にエースの小笠原慎之介(現中日)が試合を決める本塁打。それまで試合では絶対に笑わなかった門馬が、顔をくしゃくしゃにして教え子を抱きしめた。「必勝の使命」を果たした喜びがあふれたシーンだった。

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