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【川崎フロンターレ・憲剛の言葉】「人間って、泣くと動けなくなるんですね」 “シルバーコレクター”がついにつかんだ栄冠 (1/2ページ)

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 胸のつかえが取れた。タイトルを手にした時に言おうと長く封印してきた言葉を、川崎フロンターレの大黒柱・中村憲剛(37)はついに口にした。

 「これで一歩先に進めると、やっと言えるね。これだけ長くいるのは僕だけなのに、今回も2位だったら理由は自分にある、現役の間はもうタイトルを取れないのではと思う部分も多少あった。これでいろいろな呪縛から解放されそうな気がする。本当に感無量です」

 昨年12月2日のJ1最終節。首位の鹿島アントラーズに勝ち点2差の2位でこの日を迎えた川崎は、大宮アルディージャを5-0で一蹴。人事を尽くした先に、鹿島が引き分けるという天命が届いた。

 2009年の最終節もまったく同じ状況だった。このときは柏レイソルに勝ったものの、首位の鹿島も勝ったことが目の前の光景で分かった。

 「柏に勝ってベンチを見ると、誰も喜んでいなかった。今日はみんながそわそわしていたので、この後に何が待つのか、と考えたら残り数分で半泣き状態で、気がついたらピッチに突っ伏していた。人間って泣くと動けなくなるんですね。今までのことが走馬灯のように頭の中に流れていた」

 準優勝に甘んじること実に7度。いつしか“シルバーコレクター”と揶揄されていた。中央大学から入団して15年目。攻撃力の川崎という文化を築いた軌跡に自信は持っていても、確信は抱けなかった。

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