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宇野、SP100点超で首位発進も納得せず「丁寧にいきすぎた」 田中刑事は3位

 欧州以外の国・地域が参加するフィギュアスケートの四大陸選手権第2日は25日、台北で行われ、男子ショートプログラム(SP)で平昌五輪代表の宇野昌磨(トヨタ自動車)は100・49点をマークし、首位発進。同じく五輪代表の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は自己ベストを更新する90・68点で3位。無良崇人(洋菓子のヒロタ)は76・66点で10位だった。金博洋(中国)が100・17点で2位に入った。

 ビバルディの「四季」の「冬」で滑った宇野のSPは今季4度目の大台超え。最終滑走で高まった期待に、100・49点のハイスコアで応えた。

 結果になかなか満足しない本人は、この日も反省点から口を開いた。「丁寧にいきすぎた」。悔やんだのは、現地入り後も入念に練習を重ねた演技後半の4回転トーループを入れた連続ジャンプだった。

 後ろに3回転トーループをつける予定が、直前のステップで体が動いていないと感じて2回転の安全策で降りた。きれいな着氷だったため、「3回転でもよかった」ともったいない様子だった。

 世界王者の羽生結弦(ANA)や前回覇者のネーサン・チェン(米国)らが出場せず、ライバルとなるのは、2位につけた金博洋くらい。調整の意味合いが強い中で、現地入り後も「考えているのはこの大会に向けてだけ」と集中力を欠かさなかった。

 「悔しい」を連発したのは昨年末に2連覇を果たした全日本選手権。羽生がけがで欠場し、内容が問われた大会でミスが目立った。五輪代表に決まっても、笑顔はほとんどなし。フリー後の夜は寝付けなかった。

 雪辱を誓ったのは平昌五輪ではなく「一番近い試合」だった。結果で悔しさを晴らすべく、フリーでは「もっと強い気持ちで頑張る」とさらにギアを上げる。(産経新聞 田中充)

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