記事詳細

文科相、暴力実態調査を 八角理事長と面談へ

 林芳正文部科学相は26日の閣議後の記者会見で、大相撲春日野部屋の傷害事件を日本相撲協会が公表していなかった問題を受け、協会による角界の暴力行為の実態調査が必要との認識を示した。

 またスポーツ庁は、林文科相が初場所千秋楽の28日に相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)と東京・両国国技館で面談することを明らかにした。幕内優勝力士への内閣総理大臣杯の代理授与が目的で訪れ、傷害事件などの不祥事に絡み、再発防止を要請する見通し。

 相撲協会が再発防止策の一環として、2月中旬に生活指導などを含めた研修会を実施することも協会関係者の話で分かった。外部有識者らを講師に招き、日程は2月13日から16日までの4日間を軸に調整中。受講対象を親方や関取、幕下以下の力士、行司や呼び出しなど1日ごとに分けて行うという。

 元横綱日馬富士関の暴行問題で協会危機管理委員会が昨年12月にまとめた報告書では、再発防止に向け「すべての力士等を対象としたアンケートの実施を検討すべきである」と提言している。文科相は、これに基づき「文科省としても(調査が)適切に行われるよう、協会の対応を注視してまいりたい」と述べた。

 スポーツ界では不祥事が相次いで発覚している。競技団体に対しては「再発防止の徹底の観点から、問題が起きた場合には、(国に)原則報告していただきたいと思っている」と求めた。

 スポーツ庁によると、日程の都合で内閣総理大臣杯の代理授与に林文科相が決定した。授与者と理事長との面談はいつも行われているという。