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初マラソンVの松田瑞生、“ライバルに水”ワケは「正々堂々戦いたかった」

 第37回大阪国際女子マラソン(産経新聞社など主催、奥村組協賛)は28日、大阪市のヤンマースタジアム長居発着で行われ、地元出身の松田瑞生(22)=ダイハツ=が2時間22分44秒で初優勝した。初マラソンでの快走で、2020年東京五輪のマラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(GC)」の出場権を獲得した。

 19キロ過ぎ、御堂筋の給水ポイントで、先頭集団を走る安藤友香(23)=スズキ浜松AC=がドリンクを取り損ねたときだった。並走していた松田は自分のドリンクを手渡した。「正々堂々戦いたかったので」

 25キロで集団を抜け出した前田穂南(21)=天満屋=を追いかけ、31キロ手前で逆転し、そのままゴール。「イェーイ!」と両手で大きくガッツポーズをすると、待ち構えていた母、明美さん(52)に抱きついた。

 ヤンマースタジアム長居近くの同市住吉区出身。中学2年から本格的に陸上を始めたが、陰で支えてきたのが鍼灸院を営む明美さん。試合前はいつも施術して体調管理をしてきた。今回も2日前に針を打ち、「普段より肩に余分な力が入っていない。調子がいいかな」と優勝を予想。松田は寒さに弱いため、前日は体を温めるお灸も施したという。

 「自分の親は世界一。自慢の心の支え。大阪の応援が多くてもってこいだった。超楽しかった」と松田。

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