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【甘辛戦記】ノンコノユメ、完全復活で“本丸”フェブラリーS攻めへ 根岸S

 長いトンネルを抜けて、再び夢が開いた。ノンコノユメが3歳時の武蔵野S以来、実に2年2カ月ぶりの勝利を手にした。

 「まさかレコードとは思わなかったが、素晴らしい脚で伸びてきた」と、05年から14年連続でのJRA重賞制覇となった内田騎手は会心の笑みを浮かべた。

 「外に出すと伸びるイメージ」という言葉どおり、後方2番手から大外へ持ち出すと渾身の右ステッキ連打。先に抜け出していたサンライズノヴァをハナだけ捕まえたところがゴールだった。

 「ここまで長かったですね。スカッとした。追い込み4頭のなかで一番外((14)番枠)に入ったのがよかった」と、加藤征調教師は復活Vに安堵の表情。馬っ気の強さを解消するため一昨年の夏に去勢手術を行ったが、そのあとはなかなか体重が戻らず「気性も牝馬のようになっていた」と苦戦が続いた。

 しかし、この日はデビュー以来最高の456キロで出走し、「後ろを蹴る若いころの仕草も戻ってきた」。メンバー中唯一のGIホースが本調子を取り戻していたとなれば、6番人気は不当だったか。

 これでユニコーンSも含めて、東京ダートGIIIを史上初の完全制覇。次は“本丸”フェブラリーS攻めだ。本番への騎乗は流動的ながら、「1600メートルのほうが慌てずに行けるはず。もっといいと思います」と、ジョッキーは太鼓判を押す。

 ただ、この日は14頭立て(1頭取消)の大外枠と、ドンピシャの条件がそろっていたのは確か。加えて、チャンピオンズC上位のゴールドドリーム、テイエムジンソクなど本番ではメンバーも一段と強力になる。あと3週間、できる限りの上積みを積んでGI獲りに挑みたい。 (漆山貴禎)

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