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巨人・川相2軍監督が取り入れる青学大・原監督の流儀 ベテランも全員で早朝散歩「僕らだってきつい」

 巨人・川相昌弘2軍監督(53)は今春キャンプで、実績のあるベテランにも例外なく早朝散歩や早出練習を課す方針を打ち出している。念頭にあるのは自身が3軍監督時代、春季キャンプで同宿だった青山学院大陸上部だ。箱根駅伝4連覇の原動力を取り入れる。

 2軍メンバーは29日、川崎市・ジャイアンツ球場で合同自主トレを打ち上げた。今年は内海、山口、大竹、沢村、森福ら年俸1億円以上の高給を稼いだ実績組がズラリ。チーム事情で例年以上に重厚な顔ぶれとなる。

 1軍と同じ宮崎市で2月1日にキャンプインするが、始動時間はかなり早め。練習休日を除き午前6時半から、宿舎裏の砂浜の散歩が日課となった。かつては1軍でも行われていたが、2011年に廃止。今年昇格した川相監督の発案で2軍のみ復活した。さらに朝食後は全体練習に先駆け、同8時からアーリーワークをこなす。

 超朝型のブートキャンプだが、川相監督は「ベテランも全員で。例外はない」と明言。「僕らだって正直、寒い中で散歩はきついよ。でも(期間は)1カ月でしょ。チームの決まりで夜間練習もないんだから。これに耐えられなきゃ1年持たない」と規則正しい生活で土台固めをする考えだ。

 間近で見た理想像がある。日の出の勢いにある常勝軍団の、知られざる姿だ。昨年まで2年間指揮を執った3軍は春季キャンプ中、宮崎市内の宿舎で一般の宿泊客とも同宿。そこで大学駅伝界の雄、青学大陸上部も合宿を張っていた。

 「選手たちは6時前には起きて個人的にウオーミングアップし、6時出発で通りに走りに行っていた。原(晋)監督がいい選手を集めているから強いとか言われるが、4連覇の裏にはそういう地道でマメな努力がある」

 目指すのは、原は原でも前巨人監督ではなく、青学大の原監督のイズムが浸透した戦闘集団。2軍の意識改革は朝焼けの散歩から始まる。(笹森倫)

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