記事詳細

【藪恵壹 藪から棒球】『リクエスト制度』導入 野球概念が「3アウト」から「4アウト」に変化した感覚でプレーを (1/2ページ)

 プロ野球で今季から導入される「リクエスト制度」。判定に意義がある場合、監督が映像による検証を要求できるようになりますが、これが野球の概念を大きく変えそうです。

 基本的には1試合2回、ベース上でのアウト、セーフの判定や本塁打、微妙な飛球において権利を行使することが可能になります。より正確な判定によって質の高い試合をファンに提供できるという観点では、大きな前進だと思います。

 半面、心配なのはこれまで培った野球選手としての「感覚」が通用しなくなる可能性を含んでいる点です。例えば、2死一、二塁の場面で打者が遊ゴロを打ったとしましょう。これまでなら捕球した遊撃手が二塁ベースカバーに入った二塁手へ送球すれば、そこで3アウトチェンジ。しかし今季以降は、二塁がクロスプレーとなりリクエストで判定が覆るケースを考慮して、たとえ審判がアウトをコールしたとしても、そのまま一塁にも送球し、取れるアウトは「4アウト目」であっても取っておく姿勢が重要になると思います。

 こうしておけば、仮にリクエスト判定で二塁がセーフとなっても、一塁が「アウト」ならチェンジですから。

 私たちは学生時代から、3アウト制の下で野球をやってきましたが、これからはポジションや審判のコールとは関係なく、「4アウト」の感覚で常にプレーすることが重要になります。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう