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若虎・中谷、異例抜擢の裏事情 25歳で選手会副会長に就任「肩書が人をつくる」

 昨季20本塁打をマークした阪神の中谷将大外野手(25)は、福留、糸井で2枠が埋まる外野で残る定位置奪取の最有力候補で、今季は選手会副会長にも就任した。虎の生え抜き長距離砲として、主軸に定着しもうひと皮むけることを期待されるシーズンだ。

 副会長職は近年、アラサー世代が務めることが多かったが、金本監督の若手育成方針に沿って世代交代。昨年は会長こそベテランの狩野(昨季限りで引退)だったが、副会長を梅野隆太郎捕手(26)が担当。今年は「さらに若手がチーム引っ張れるようにと、選手会長に梅野、副会長に中谷という20代半ばの2選手が引き継ぐことになった」(球団関係者)という。

 副会長の仕事は、球団や日本野球機構(NPB)との意見交換や集約、選手会納会などの運営が主で、毎日の練習や試合への取り組みが大きく変わることはない。しかし、肩書がついた分、周囲の目は変化する。球団関係者は「肩書が人をつくる。選手としてもさらに成長してほしいね」と願っている。

 中谷はグラウンド外でもチームへの協力やファンサービスに定評がある。1月29日から沖縄・宜野座村で先乗り合同自主トレに参加しているが、30日の練習後には、梅野らと近隣の漢那小学校を訪問した。

 児童がクイズ形式で阪神ナインのモノマネを披露した際には、福留のマネと気づきながらあえて「糸井さん!」と答え、123人のちびっ子を爆笑の渦に巻き込んだ。

 球団フロント関係者は「久々の高卒生え抜きの大砲。人気が高まっているのを実感するし、イベント参加を頼んでも快く協力してくれるのは助かる」と感謝。あとはバットで成績を出すだけだ。(山戸英州)

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