記事詳細

【プロキャディーXのつぶやき】日本男子ツアーの低迷、客を呼ぶ「大物役者」選手会長・遼クンの奮闘に期待 (1/2ページ)

 プロとアマチュアの違いは何か? 新年会の二次会は、その話で盛り上がった。

 「プロはアマが到底できない技を持っていること」と切り出した友人に、仲間内から先生と呼ばれている博識の先輩キャディーがこんな話を始めた。

 「プロのレーシングドライバーから聞いたことがあるけれど、デビュー当時は成績を出すことだけに必死だったそうだ。とにかく順位を一つでも上げたい。とあるレースで有名ドライバーを抜いてベスト3に入ったら、表彰式後にその有名ドライバーから電話が掛かってきた。『どうして、あのカーブで追い越していったんだ』と」

 話に聞き入っていた俺は、考えてもその理由が思いつかない。「後輩への嫌がらせですか?」と先生に尋ねた。

 「それは違う。『観客が最も少ない所で抜いてもレースが盛り上がらないだろ。今度はメーンスタンド前で抜け』と言われたそうだ。後輩への変化球的な祝辞だったろうし、単に高等テクニックで順位を上げるだけでなく、ギャラリーを喜ばせることも考えろというアドバイスだったそうだ」

 なるほど。観客を喜ばせるのがプロの本業なのだ。

 米ツアーのファーマーズインシュランスオープン最終日で、松山英樹クンとタイガー・ウッズが、裏街道のインスタートながら同組でラウンドした。成績は松山クンがこの日のベストスコアタイとなる69で回り12位タイ。889日ぶりに予選通過を果たしたタイガーは72で23位。それでも多くのギャラリーを引き連れてのラウンドで、タイガーは大会4日間オーバーパーを打たずに試合を終えたのだ。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう