記事詳細

【追悼・星野仙一 鉄拳制裁】背中が凍り付いたベンチの反対側からの怒声 楽天内野手・藤田一也、活躍できないと勝利のハイタッチでも「外禁!」 (1/2ページ)

★(11)

 1月4日に死去した星野仙一さんの下で一流に“化けた”選手は数多い。楽天・藤田一也内野手(35)もそのひとり。ベイスターズ(横浜、横浜DeNA)での7年半はもっぱら控えだったが、楽天への移籍をきっかけに、二塁手としてゴールデングラブ賞3回、ベストナイン2回の名手に変身した。

 亡くなられたのを知ったのは、6日午前4時。後輩の枡田慎太郎からの電話でした。正直、信じられず、そこから一睡もできませんでした。

 昨年11月、野球殿堂入りを祝う会に2013年の日本一メンバーとして参加させていただき、壇上で当時の思い出として「監督からは『守備だけでいいから、毎試合頑張れ』といわれていました。今もそれで頑張ってます」と話したら、笑いながら「バカ野郎!」といわれました。それが最後の会話でした。

 僕が楽天に移籍したのは2012年のシーズン途中。突然の交換トレードでした。入団会見直後の試合で、いきなりスタメンで起用してもらい、期待されて呼ばれたんだと思いました。

 “闘将”と呼ばれる星野さんですが、オンとオフの切り替えがあそこまで見事な方は初めて。ユニホームを着てる間は、最後の最後までずっと怖くて緊張しっぱなし。それ以外のときは冗談を話せることが多かった。ただ、会話の内容にもパンチが効いてました。

 遠征先の食事会場で「今日、試合で打てなかったから外禁(外出禁止)やな!」と言われ、仮にチームが試合に勝っても僕が活躍できないと、勝利のハイタッチのときに明るく「外禁!」といわれました。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース