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渡部、ヒヤリ転倒も金へ前のめり「転ぶってこんな感じだったと思い出した」

 ヒヤリとさせた。平昌五輪の金メダル候補に急浮上しているノルディックスキー男子複合の渡部暁斗(29)=北野建設=は、地元の長野県白馬村で行われるワールドカップ(W杯)個人第13、14戦(3、4日)に出場するが、2日の公式練習で着地後、前のめりに転倒するシーンがあったのだ。

 すぐに起き上がり「転ぶってこんな感じだったと思い出したぐらい。問題ない」と苦笑いを浮かべたが、本番直前もいいところだけに心配になる。

 W杯個人総合では、2位(2011-12年シーズン)、3位(12-13年)、3位(13-14年)、2位(14-15年)、2位(15-16年)、3位(16-17位)と長年にわたって抜群の安定感を誇ったが、1位にだけは縁がなく、14年ソチ五輪でも銀メダル。いつしか“ミスターナンバー2”の異名が付いた。

 しかし、今季は変貌。1月26-28日にオーストリアで行われたW杯第10-12戦で自身初の3連勝を飾り、総合でも首位に立っている。シーズン4勝もすでに自己最多タイ。特にジャンプに手応えを深めており、平昌五輪では「金メダルを取ることしか考えていない」と言い切る。

 五輪直前の今大会は個人総合上位の大半の選手が回避し、寂しい顔触れ。日本のエースとして内容と結果の両方が求められる。2キロを5周する特設コースで実施される課題の後半距離でも自信をつけて臨みたいところだ。総合2位のヤン・シュミット(ノルウェー)との優勝争いが予想される中「先に出られれば問題ない」とうなずく。

 ちなみに、平昌五輪で複合ラージヒル個人が行われるのは20日。同じ日に、ソチ五輪後に結婚した妻、由梨恵(29)がスキー・女子ハーフパイプの決勝に臨む見込み。こちらもW杯で表彰台の実績があるだけに、夫婦で同日メダル獲得の夢を描いている。

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