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柵越え連発、阪神・怪力助っ人に2つの追い風 ロサリオ指導した中島氏も太鼓判

 キャンプ初日から前評判通りの「怪力」をみせつけた。阪神の新外国人ウィリン・ロサリオ内野手(28)が沖縄・宜野座キャンプ初日(1日)のフリー打撃で58スイング中、サク越え14本と快音を響かせた。

 「皆さんと一緒にできたことが楽しかった」。午前中の練習では一塁で投内連係に入り軽快にボールをさばいた。その後、期待されるバットでパワーを発揮。左方向を中心に鋭い当たりを披露した。先月28日に来日したばかりで時差ボケが解消されず、「まだよく寝られていない」。万全とはいえない状態でも大物の片鱗(へんりん)を見せ、金本監督は「スイングに速さがある。慣れてきたら打つだろうと感じられる」と評した。

 昨季まで在籍した韓国リーグでは2年間、いずれも打率3割、30本塁打、100打点をクリア。指揮官は「4番・一塁」での起用を明言しており、期待は高まるばかりだ。

 新外国人選手にとって難敵は環境の変化だが、ことロサリオに関しては心配なさそう。というのは、昨季ハンファの打撃コーチとしてロサリオを指導した元日本ハムの中島輝士氏(55)が「2つの経験が大きいね」と明かしている。

 まず、元大リーガーらが来日して驚くのは、日本のチームの練習時間の長さだが、ハンファの昨季監督は金星根(キム・ソングン)氏。2005年から2年間ロッテのコーチを務め、今季はソフトバンクのコーチングアドバイザーに就任した日本通。「金監督は1日12~13時間の練習を課すこともあった。ロサリオには長時間練習に耐えられる体力、気力が備わっている。まだ若いし絶対についていける」と中島氏は太鼓判を押す。

 沖縄の気候、風土にも慣れたものだ。ハンファは2月の1次キャンプを沖縄本島南部の八重瀬町の東風平運動公園野球場で実施。「この時期の沖縄の気候には慣れている。阪神の方が間違いなく練習環境はいいだろうし、慣れれば力も発揮できるよ」と中島氏。助っ人は目に見えない追い風を味方にしながら実力を発揮させていく。

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