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中日、松坂で早くも相乗効果 報道陣は例年の2倍! 若手には生きた教材「何でも答える」

 「やりたい練習はできたので、100点の1日ですね」

 中日にテスト入団し、背番号99のユニホームに袖を通した松坂大輔投手(37)のキャンプ初日を見逃すまいと、1日の沖縄・北谷には報道陣が詰めかけた。

 同地での合同自主トレ期間中から在京テレビキー局のクルーが取材に訪れていたが、この日午前8時40分、ベテランの岩瀬、山井とともに松坂が球場に姿を見せると、例年の2倍にあたる約250人の報道陣が殺到。球場正面入り口横にあるグッズショップではさっそく、キャンプ限定のユニホームと名前入りタオルが販売され、売れ行きは好調だったという。

 そんなフィーバーぶりを尻目に本人は新しいユニホームにも「どうですかね。昨日の夜も(宿舎で)広げてみましたが、まだ違和感しかないですね」と苦笑い。

 周囲が期待したブルペン入りは回避し「周りが投げる、投げると(騒いで)言うから(ブルペンに)入らなかった」とジョークも飛ばしたが、2日には初のブルペン入りし、7割ほどの力で、捕手を立たせて32球を投げた。

 推定年俸1500万円と超安値で契約を交わした松坂だが、獲得の効果は早くも出始めているようだ。この日はプロ3年目の小笠原と話し込む場面も見られたが「雑談しながら、その流れで聞かれた質問に答えた」。今後も「僕で答えられることであれば何でも答える」と長年培った経験からの“助言”を惜しまないという。

 生きた教材はここしばらくBクラスに低迷するチームにいろんな視線が送られている。球団幹部の1人は「そりゃあ、注目されて他の選手も含めてみられることは、チームにとってもいいことだよ」と評価。某セ球団関係者も「特に若手にとっては人の目が成長を促すことはある。メジャーも経験したいい手本が近くにあってうらやましいよ」と話した。

 横浜高時代に春夏連覇を達成、「平成の怪物」と称された男は球団と二人三脚で「復活ロード」の第一歩を踏み出したが、周囲には想像以上の「相乗効果」を生み出している。(山戸英州)

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