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【江尻良文の快説・怪説】ヤクルト・宮本新ヘッド“オレ流”キャンプに忘れた頃にやってきた関門 (1/2ページ)

 最下位から急浮上を目指すヤクルトの沖縄・浦添キャンプが、1日10時間ものロングラン練習で話題を呼んでいる。「猛練習をやる」と宮本慎也新ヘッドコーチ(47)が宣言した通りの有言実行。だが、唯一最大の難問題を抱えている。

 昨季あわや3ケタの96敗を喫しダントツ最下位。小川淳司シニアディレクターの監督復帰とともに誕生した鬼軍曹の宮本新ヘッドだ。評論家時代から古巣・ヤクルトの生ぬるいキャンプをやり玉に挙げていただけに、当然の超スパルタ化だ。

 就任1年目の2004年にいきなりリーグ優勝した、落合博満元中日監督のオレ流スパルタ北谷キャンプを思い起こさせる。早朝練習から居残り練習、朝から夜まで野球漬け。キャンプイン早々の異例の紅白戦も注目された。

 若手だけがしごかれたワケではない。アライバコンビと呼ばれていた荒木、井端も特別待遇なし。落合監督自らノックバットを振り、中日ナインは悲鳴を上げた。結果的に5年ぶりのリーグ優勝を飾っている。

 ヤクルトファンとすれば、落合中日の再現を期待したいところだろうが、白井文吾オーナーから全面支援され全権を託された落合監督と違って、今回のヤクルトの場合、クリアすべき難関がある。メッツからFAになり7年ぶりにヤクルト復帰、7日から浦添キャンプに合流予定の青木宣親(36)の存在だ。

 現役時代の宮本ヘッドと青木の不仲は有名。一時期ヤクルトでは青木を筆頭に早大閥が中心になっていたが、宮本は露骨に反発していたというのだ。しかしメジャーでそれなりに実績を残して復帰する青木に、山田哲人らナインは尊敬のまなざしで大歓迎している。

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