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八角理事長の“貴外し”、理事選の戦後処理で組織引き締めへ 「研修ウイーク」開催で体質変化あるか (2/3ページ)

 実はこの「誓約書」は、貴乃花部屋だけは長らく提出せず、昨年の九州場所後になって、ようやく提出した経緯がある。従来の部屋の師弟関係を重視していた貴乃花親方が抵抗していた案件だが、八角理事長らは今後、「誓約書」をテコに全協会員に対し執行部の方針に従うよう引き締めを図ることになる。

 さらに、16日には親方衆を対象に「暴力等不法行為の根絶と弟子の育成」、全力士には「自らの行動や言動を正し、強くなるためには」をテーマに講義が行われる。

 しかし、八角体制下で研修は単発で何度か行われてきたが、どれもこれも効果があったとは言い難い。むしろ研修会をやればやるほど、新たな不祥事が発覚する印象すらある。

 九州場所後の昨年11月30日には、八角理事長が元日馬富士の暴行問題を受けて全関取を前に「講話」を実施。ところが、わざわざ集めたにも関わらず、たった15分で終了。直後の巡業では、講話のメンバーから外れていた立行司・式守伊之助のセクハラ問題が発覚したのだった。

 同12月21日には「暴力問題の再発防止について」と題した研修会を、力士だけではなく全協会員を対象に実施したが、講師は評議員会の池坊保子議長(元文部科学副大臣)ら“身内”の3人だった。

 すると、今度は十両大砂嵐が無免許運転の上、衝突事故を起こしたとして警察の取り調べを受けていたことが発覚するありさま。今のところ笛吹けど踊らずで、効果は発揮されていない。この手の研修会は、あまり角界の自浄作用にはつながらず、八角体制の存続のアピールの要素が強い。

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