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【中山徹 俺にも言わせろ】厄介なツアープロ、結果求めるあまり…ケガと隣り合わせ 松山英樹の負担は計り知れない (1/2ページ)

 ツアープロという仕事は厄介極まりない。一生懸命に練習すればするほど、それなりの結果がついて来る(と、思って俺はやってきた)。が、オーバーワークになると体を痛めて、肝心のクラブを振れなくなり、結局、損をすることになる。

 先週は海外から吉凶両方の報が届いた。欧亜ツアー共催の「メイバンク選手権」で石川遼と谷原秀人が、いずれも5位タイフィニッシュ。石川は心身ともに何か吹っ切れたようだ。スイングが良くなって明るい兆しだ。

 一方、凶報は米ツアーの松山英樹だ。大会3連覇に挑んだ「フェニックスオープン」で、2日目ティーオフ前に棄権を決断。聞くところによると初日のティーショットで左手親指のつけ根に激痛が走ったという。

 左手親指つけ根痛。ツアープロなら誰もが一度は経験しているはずだ。バックスイングで振り上げたクラブをトップスイングで左手親指が受け止める。ダウンスイングへの切り返しでは左手親指を使って思い切り振り下ろす。左手親指への負担は計り知れない。300ヤード超の飛ばし屋ぞろいの米ツアーで戦う松山にとって負担が増したのは想像できる。

 痛みが快方に向かうには、安静と治療とで1週間は要する。でも、それができないのがツアープロの性(さが)。「もう大丈夫じゃないか、振れるんじゃないか」と、ついクラブを握り、軽くアプローチなんか打ってしまう。「ビリビリッ」と激痛に襲われるのが関の山なんだな、これが。

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