記事詳細

【江尻良文の快説・怪説】NPB・斉藤新コミッショナー、存在感薄い? 前任者は“現場ファースト”だったが…

 昨年11月に就任した斉藤惇新コミッショナー(78)が今月8日に沖縄でキャンプ地視察をスタートしたが、熊崎勝彦前コミッショナー(76)と比べると、いまのところ存在感が薄い。ユニホーム組へアピールが必要だろう。

 日本野球機構(NPB)事務局にほぼ皆勤賞に近かったのが熊崎前コミッショナー。「現場の選手の声を良く聞いて、一緒になって球界を発展させたい」と明言。“現場ファースト”を有言実行した。われわれマスコミとのコミュニケーションにも気を配り、連日のように立ち話。突然プレスルームに出現し、小一時間話し込んでいくことも珍しくなかった。

 対照的に、斉藤新コミッショナーは就任直後と今年の仕事始めの時にコミッショナー室でNPB担当記者と懇談したくらい。出勤も不定期だ。法曹界出身が多い歴代コミッショナーと違い、日本取引所グループCEO(最高経営責任者)などを務めた実業家。期待されているのは「経営者的な手腕で収入拡大」だから、毛色が違うのは当然だろうが、キャンプ視察でユニホーム組に存在感をアピールしていくことが肝心だ。

 「私のモットーは、トップダウンでなくボトムアップです」と断言しているから、大きなお世話かもしれないが。(江尻良文)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース