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有名書道家が阪神・ロサリオに太鼓判「松坂のように気づかいができる」 フェースタオルに込めた思い

 「力強さと繊細さ。数百枚書いた中から選びました。カタカナなので、書くのはなかなか難しかったですよ」

 長距離砲として獲得した阪神の新外国人ウィリン・ロサリオ内野手(28)=前韓国ハンファ=に期待を寄せるのは、首脳陣やファンだけではない。人気グッズの応援フェースタオルに各選手の名前を描く書道家、晃鳳(こうほう)さん(42)も同じだ。

 もともとは、西武時代の松坂大輔投手(現中日)に達筆で『最速』や『氣』と書いたTシャツを贈ったことで有名になった。阪神では3年前から選手グッズの名入れを担当。今季も支配下全選手とマスコット3体(トラッキー、ラッキー、キータ)を担当する。

 新戦力の名前を書く場合、まずはニュースやスポーツ新聞に載る発言をくまなくチェック。イメージを固めてから作業に取り組むが、やはり一番の頼りは自らの眼力だ。松坂からは「自分の目で判断する大切さを勉強させてもらった」。

 6日に沖縄・宜野座キャンプを訪れ、ロサリオの動きに目をこらした。まだ本人と直接会話はできていないが、「松坂のように気づかいができる点は、ロサリオも一緒」と指摘する。

 昨春も宜野座キャンプで、昨季限りで退団したキャンベルを間近で見たが、「優しいけどおとなしかった」と振り返る。ロサリオはキャンプ序盤から早くもチームメートとじゃれ合う姿が目撃されているが、これはかつて近鉄、巨人、オリックスで活躍したタフィー・ローズ氏と重なる。

 「ロサリオは会見でも『“トロ”(スペイン語で闘牛の意味)と呼んで!』と話していましたが、あの陽気なキャラクターを生かして日本で13年活躍したローズのようになってもらいたいですね」

 書道家の視点から、柔軟両面を持った新助っ人の成功を予感している。(山戸英州)

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