記事詳細

平野歩夢「自分ができる範囲で全力でできた」、男子ハーフパイプで2大会連続“銀” 平昌五輪

 スノーボード男子ハーフパイプ決勝が14日行われ、平野歩夢(19)=木下グループ=が、ソチ五輪に続いて2大会連続の銀メダルを獲得した。2回目に「ダブルコーク1440」(DC14)の2連発を五輪史上初めて決めて首位に立ったが、“絶対王者”ショーン・ホワイト(31)=米国=に3回目で逆転された。ホワイトの五輪金メダルは3つ目。

 DC14は、軸をずらしながら縦2回転、横4回転する大技。2連発は平野しか成功したことがなかった。3回の試技の最高点で争う1回目に、平野はDC14を単発で決めながらも転倒して9位。一方、ホワイトは94・25点の高得点で首位に立った。

 しかし、2回目に意地をみせた。平野はリップ(壁の縁)を大きく飛び出す高さのある演技で、DC14を連続で成功させ、95・25で首位に躍り出た。続くホワイトも同じ連続技を決めたが、バランスを崩して転倒した。

 勝負を分けたのは3回目だった。平野は転倒。対照的にホワイトはDC14の連続技を成功させ、ノーミスのまま駆け抜けて97・75をマーク。最後に逆転という劇的な幕切れだった。

 平野は15歳だったソチ五輪で銀メダルを獲得し、冬季五輪の日本選手最年少メダリストとなった。2大会連続の銀メダルで、日本のスノーボードで初めて複数メダルを手にした。

 平野は「前回も銀メダルで上を目指すために4年間かけて練習してきたので、悔しさは残っているが、自分ができる範囲で全力でできたと思っている。楽しかった。すべての人たちに感謝しかない」と充実感を漂わせながらも笑顔はなかった。

 片山来夢(22)は7位。戸塚優斗(16)は2回目の試技で転倒してタンカで運ばれ、途中棄権で11位に終わった。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう