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【平昌取材日記 零下20度の街から】五輪専用レーンに一般自家用車が… ホスト国なんだからルール守ってよ!

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 メディア専用の移動バスが思うように機能していない。

 特にフィギュアスケート男子シングルで羽生結弦が金、宇野昌磨が銀メダルに輝いた17日、メダル授与式を取材しようと、メディア村から会場に移動するために乗ったバスが渋滞に巻き込まれたのには参った。

 日の丸が掲げられるところをぜひこの目で見たかったが、高速道路上でまるっきりバスが動かなくなった。100メートル移動するのに20分以上かかるノロノロ運転だ。

 要因は高速道路上の『五輪専用レーン』に一般自家用車が入り込んでいるからで、旧正月や週末の土曜という条件も重なっていた。(ルールは守ってほしい。五輪のホスト国なんだから)と心の中でイラだっていたら、同乗のイタリア人記者が「どうなっているんだよ!」と運転手に詰め寄っていた。

 零下16度の外に並び、午後5時35分にようやく乗ったバスは、平昌五輪組織委員会の計算では60-80分で目的地に到着する予定だったが、実際には138分もバスに揺られ、さらに停留所から9分間全力疾走を余儀なくされた。会場に着いたのは同8時2分。メダル授与式はとっくに終わっていた…。

 実は羽生も宇野も被害者だった。メダル授与式は19時20分の開始予定だったのに、メダル受賞者を乗せたバスも渋滞に遭遇。20分遅れでスタートしたという。平昌五輪のモットーは『コンパクト五輪』。移動は楽という触れ込みだったはず。ともかく“アスリート優先”は徹底してほしい。(飯田絵美)

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