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虎・大山、日本代表初選出も、チーム関係者「今回、選ばれたことだけに満足しないでほしい」

 阪神の2年目、大山悠輔内野手(23)が3月3、4日に行われる野球日本代表の強化試合(豪州戦=ナゴヤドーム、京セラドーム大阪)のメンバー28人に選ばれ、「うれしい気持ちもあるけど、すごく気が引き締まる。代表としてしっかりやらないといけない」と抱負を語った。

 今キャンプ中に2度、実戦を視察に訪れた稲葉篤紀監督(45)の前でいずれも3安打をマーク。その「強運」にもほれ込んだ指揮官は若虎のバッティングについて「初球から振っていけるところは、国際大会において大事なところ」と高く評価。複数ポジションを守れる点も選出理由にあげた。

 大学時代にもジャパンの経験はあるが、フル代表でのプレーは今回が初めて。送り出す立場の金本監督は「高いレベルの選手と一緒にやるのはプラスになると思うし、自分の足りなさもわかると思う。学ぶより、肌で感じるよね」とエールを送った。

 今回の代表メンバーは2020年東京五輪への「土台作り」と位置づけたため、実績のある巨人の坂本、菅野らは外れている。言い換えれば、「繰り上げ当選」の状況下でもあるといえる。それだけに、チーム関係者は「今回、選ばれたことだけに満足しないでほしい」とゲキを飛ばす。

 「あくまで目標は、東京五輪やその翌年に開催されるであろう、WBC(ワールドベースボール・クラシック)の“ガチンコ勝負”の舞台。そこでの緊張感を経験してこそ、本当の意味で一皮むけると思うよ」

 今回、選ばれた選手の中にはWBC経験者もいるが「その部分を中心に話を聞いて、自分がそこに居るようなイメージをすることが大事」と話す。

 「些細(ささい)なことでも、自分にとってプラスになるように無駄にしてはいけないと思います」と意気込む若虎は、大きなチャンスをモノにできるか。(山戸英州)

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