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【江尻良文の快説・怪説】再燃!野球クジ導入問題の真相は政界側の暗躍 再検討の余地なし、きっぱり拒否を (1/2ページ)

 また野球クジ問題が動き出した。日本野球機構(NPB)が2019年のシーズンからの導入を検討中というのだが、一度は政界からの要求を一蹴している。なぜ再燃したのか。コミッショナー交代の悪影響だろう。

 端的に言えば、政界側が球界側の足下を見たのだ。昨年7月、元東京地検特捜部長の法の番人・熊崎勝彦前コミッショナー(76)から、NPBの利益拡大が任務の実業界出身・斉藤惇新コミッショナー(78)にバトンタッチ。

 その流れに乗じ、政界側が再度野球クジ導入をプッシュ。球界側も再検討を余儀なくされたというのが真相だろう。

 15年4月、超党派の国会議員でつくるスポーツ議員連盟が野球クジ導入のプロジェクトチームを設置。NPB側に導入を要請したが、7月のオーナー会議で反対決議。ご破算になっている。

 当然だろう。1969年から71年にかけて暴力団との金銭授受を伴う八百長事件が相次いで発覚。“黒い霧事件”と呼ばれ、プロ野球界は存亡の危機にさらされた。球界を代表するエースが永久追放されるなど激震は長期化し、なかなか収まらなかった。

 そんな球界の一大汚点を思い起こさせるような野球クジ。拒否するのは当然だ。しかも、その直後の2015年10月に巨人軍選手の野球賭博事件が発覚し、“平成の黒い霧事件”と呼ばれて一時期球界は大揺れした。

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