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「1億取ったど~!」設楽悠太、東京マラソン2位日本記録更新で“お家芸”復活なるか?

 東京マラソン(25日、東京都庁前-東京駅前)で設楽悠太(26)=ホンダ=が2時間6分11秒で16年ぶりに日本記録を更新し2位に入った。2年後の東京五輪で“お家芸”のマラソン復活といくかどうか。

 日本実業団陸上競技連合は日本新を記録した選手に1億円の報奨金を支払うことにしている。そんな“ニンジン”効果もあってか、アップダウンの少ないコースを日本勢は力走。設楽は高岡寿成氏(現カネボウ陸上競技部監督)が2002年のシカゴマラソンでマークした2時間6分16秒を5秒更新。井上大仁=MHPS=も日本歴代4位となる2時間6分54秒を記録するなど、10位までに入った日本人6人が2時間9分を切った。

 設楽は序盤から先頭集団を引っ張るアフリカ勢に食らいつき、中間地点を1時間2分43秒で通過。30キロを過ぎて遅れかかったが、終盤に巻き返した。東洋大時代は双子の弟、啓太(26)と箱根駅伝を走り、2年生の12年と4年生の14年に総合優勝に貢献しているが、実業団でも結果を出してみせた。

 だが、優勝したディクソン・チュンバ(ケニア、31)とは41秒差。レース後、設楽は「2時間9分以内を目標にやっていた。達成することができてよかった」「最後まで『1億円取ってこい』と声をかけてくれる方々がいたので、しっかりがんばれた」と喜ぶ一方、「前(チュンバ)は見えていたが、あれが僕の限界」と白旗を掲げた。

 日本勢は前回のリオ五輪で過去最高の41個のメダルを手にし、平昌五輪でも冬季最高の13個のメダルを獲得したが、男子マラソンに限っては、1992年のバルセロナ五輪で森下広一氏(現トヨタ自動車九州監督)が銀を獲得したのを最後に、表彰台に立っていない。

 日本陸連は2016年11月、瀬古利彦氏を「長距離・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー」に任命し、選手強化に乗り出している。「1億円、いいよなぁ」とおどけた瀬古氏のもと、自国開催五輪でメダリストを生み出せるか。

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