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大谷、初登板で見えた右足首故障の影響 対戦打者「速球がフラット」、須藤氏「突っ込んだフォーム染みついている」

 【テンピ(米アリゾナ州)25日(日本時間26日)=片岡将】エンゼルス・大谷翔平投手(23)の前日(24日)のオープン戦初先発の内容が波紋を広げている。

 ブルワーズ戦(テンピ)に先発し、1回1/3を1被本塁打、2失点(自責1)。試合後の会見では米メディアから厳しい質問が飛んだ。「ブルワーズの打者からあなたの速球に関して『球威はあるが、“フラット(棒球)”だ』という感想が出ている」

 直球は、最速97マイル(約156キロ)だったが、1回の先頭打者のジョナサン・ビラー内野手(26)に中越え二塁打、2回にキーオン・ブロクストン外野手(27)に左越え本塁打を打たれた。日本人投手の「フォーシーム」の直球は、きれいな回転でとらえやすいといわれることがある。

 大谷は「打者の感想なので何とも言えないが、もっと状態を上げていきたい」とかわしたが、現場で詳細に観察した本紙評論家の須藤豊氏(80)=元巨人ヘッドコーチ=は「昨季、右足首の故障を抱えたまま投げていた影響が出ている」と指摘する。

 「メジャーで初登板であると同時に手術からの復帰戦でもあった。ケガは癒えても、体が前に突っ込んでしまうフォームが染みついたままだ。ボールが先行し、ストライクを欲しがるあまり腕が下がっていた。長身を生かした角度が出せず、なおさら“フラット”になる」と解説した。

 さらに「腕の位置が低い横振りのフォームは肩や肘への負担が大きい。大きなケガにつながりかねない」とも警鐘を鳴らした。

 一夜明けたこの日はグラウンドでの練習を30分ほどで切り上げ、有酸素運動などで疲労回復に努めた。次回登板は中5日で3月2日(同3日)のカブス戦(テンピ)が有力。26日(同27日)のパドレス戦(ピオリア)か27日(同28日)のロッキーズ戦(スコッツデール)では先発DHで“打者デビュー”が見込まれている。投球を修正しながら、打者としての能力を見せなければならない。

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