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【江尻良文の快説・怪説】野球クジ導入は愚の骨頂 底つく振興費確保狙いも… CS、球宴改革で収益拡大を (1/2ページ)

 日本野球機構(NPB)が野球クジの導入を検討している。超党派のスポーツ議員連盟からの申し入れに対し、2015年にはキッパリ断ったのに、今回強い反対の声が挙がらないのは、特別会計から年間約1億円を充ててきた野球振興費があと2年で底をつくからだ。

 だが、“黒い霧”と呼ばれた過去の八百長事件、15年に起こった巨人選手による野球賭博事件などにつながりかねない野球クジの導入は愚策だ。青少年の野球離れを食い止めることをテーマにしているNPBの大義名分にもそぐわない。

 野球そのものによる収益拡大こそ求められる。クライマックスシリーズ(CS)、オールスター改革がベターだろう。

 現在両リーグで開催されているCSは、ファーストステージを2位球団、ファイナルステージを1位球団が主催し、それぞれの球団の収入になっている。

 それを日本シリーズ同様、NPBの主催に変え、そこから出場球団、出場選手に分配する方式に変える手がある。

 各球団にとって既得権を奪われるのは痛いだろうが、野球振興費が近々枯渇する危機という大義名分がある以上、NPBの新財源とすることに正面切って反対できる球団はないはずだ。

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