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相撲協会2トップ“裏金”小林元顧問の裁判で異例出廷「北の湖さんが連れてきた人、言いづらかった」 脆弱な危機管理能力が明らかに (1/3ページ)

 日本相撲協会に解雇された元顧問の小林慶彦氏(62)が協会職員の地位確認を求めた訴訟の証人尋問が2月27日、東京地裁で行われた。証人として、小林氏、八角理事長(54)=元横綱北勝海、事業部長である尾車親方(60)=元大関琴風=が出廷した。協会の2トップが証言台に立つという異常事態だ。協会の公益財団法人としての資質がいま問われている。

 証人尋問は約4時間に及んだ。

 小林氏は北の湖前理事長の側近で、危機管理を担当。そして、北の湖前理事長が後継者としてかわいがっていた貴乃花親方(45)=元横綱=ともほどなく親密な関係を築いた。

 ところが2015年11月20日、北の湖前理事長が死去すると、小林氏は契約を解除された。

 小林氏は「15年11月15日の理事会前に、北の湖理事長から福岡国際センターの駐車場に止めた車の中で『協会に入ってもらうから、断らないでくれ』と強い口調でいわれた」と証言。

 しかし協会側は「雇用した事実はない」として、請求を棄却するように求めているのだ。

 小林氏は相撲協会関係者などの間で専ら“裏金顧問”と呼ばれる。顧問時代に、力士のパチンコ台制作に関して、業者から裏金を受け取ったとして、協会側から逆に約1億6500万円の損害賠償請求訴訟を起こされている。裏金を受け取っている場面の動画がネット上に流出したこともあった。

 尾車親方は「えらいことをしてくれたと思いました」と裏金問題が発覚した際の感想を吐露。

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