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大谷シフト「6人ローテ」の吉凶 長谷川滋利氏「プラスが多い。ただ…」

 【スコッツデール(米アリゾナ州)28日(日本時間3月1日)=片岡将】エンゼルスの大谷翔平投手(23)は、2日(同3日)のブルワーズ傘下マイナーとの練習試合(フェニックス)の先発に向けてブルペンで34球の調整を行った。球団も二刀流のバックアップに余念がなく、先発6人ローテーションの可能性を模索している真っ最中だ。

 大リーグは通常は5人ローテだが、二刀流には登板間隔を長くした方が有利となる。この日、古巣を訪問した球団OBでもあるオリックス・シニアアドバイザーの長谷川滋利氏(49)は6人ローテについて、「先発にケガから復帰した投手が多いので、プラスが多い。ただ、これまで普通に投げてきた投手にとっては指先のフィーリングが変わるという人も出てくる」と指摘している。

 登板間隔が広がって登板数が減ると、出来高契約のある投手には不利になる。球団には、年俸の高い先発投手を1人分余分に用意しなければならないという金銭面のハードルも出てくる。

 実際に今季のローテを構成する投手たちの本音はどうか。14年に16勝を挙げた右腕マット・シューメーカー(32)も昨季途中に右前腕部神経圧迫で手術を経験。今季が復帰シーズンだ。

 「6人はいいことだと思う。みんながフレッシュでいられるからね。チームをよりよくするための必要な措置だと思っているよ」と歓迎だ。

 一方、今季の開幕投手候補筆頭で14、15年に2ケタ勝利を挙げたこともある右腕ギャレット・リチャーズは、6人の必要性を感じていないようだ。16年に右肘内側側副靱帯を損傷し、最近2年は6試合の登板にとどまっているが、「オレは中4日でも年間通して投げ続けられると思っている。ただ、年間登板数が28試合だろうが、32試合だろうが優勝できればいい。勝利が色んな問題を解決するのさ」

 日本ハムの栗山英樹監督(56)は常々「チームが勝つための二刀流」と強調していた。勝てない6人ローテでは意味がないということだ。

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