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【勝者のワザ】ジャスティン・トーマスの巧みなコントロールショット 胸をターンさせ腕を使わない

★ザ・ホンダクラシック優勝

 昨シーズンのフェデックスカップ王者のジャスティン・トーマスが、プレーオフを制してツアー8勝目を挙げた。首位に1打差でスタートした最終日、通算8アンダーでルーク・リストと並んだ。プレーオフ1ホール目でバーディーを奪っての優勝であった。

 本戦72ホール目の18番(パー5)ではレイアップから3オンのバーディー。そして同じ18番を使ってのプレーオフ1ホール目では2オンし、異なった方法でバーディーを奪った。本戦72ホール目では、ティーショットをラフに入れたため、無理をせずにレイアップした後、100ヤードほどの第3打ではスピンを効かせたコントロールショットでピタリとピンそばにつけた。トーマスは飛ばし屋ではあるが、アイアンショットのコントロールも巧みだ。

 本戦72ホール目のピンの根元に打って止めたショットは、トーマスにとっての基本形ともいえる1打だった。トップスイングでのグリップ位置は右肩の高さ。スリークオーターだ。ここからトップでできているコッキングの角度をキープしたままフォロースルー(グリップが左肩口の高さまで)まで胸をターンさせる。コントロールショットの場合、腕を振るという動作は、どこにもない。一番下にある肋骨の右半分を意識して右にターンさせるのがバックスイングで、逆に左半分を意識して左にターンさせるのがダウンスイングからフォロースルーへの動きで、腕、クラブは、それに連動する。腕のローテーションも使わないので、フェース向きも変わらない。

 これよりも少し強い弾道で、スピンも減らしたい状況では、フェースを少し閉じて打つか、ダウンスイングからフォロースルーへ前腕部を反時計周りに旋回させる(車のハンドルを左に切るときの動き)と、基本形よりも強く、低い弾道のショットになる。練習場で試してみよう。

 ■ジャスティン・トーマス(Justin Thomas) 1993年4月29日生まれ。米ケンタッキー州ルイビル出身。出身校アラバマ大。父、祖父ともにプロで2歳からゴルフを始めた。2013年プロ転向。16年「CIMBクラシック」で米ツアー初優勝。17年は「全米プロ」でメジャー初制覇など、5勝を挙げて年間王者に輝いた。米通算8勝(メジャー1勝)。身長178センチ。体重66キロ。

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