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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】ぜひ見習って! G大阪MF・遠藤保仁のケガしない“体にやさしい”シュート

 W杯イヤーのJリーグが開幕。元日本代表MF遠藤保仁(38)=G大阪=が開幕節(名古屋戦=2月24日)でゴールを決めました。

 この1発は“ゴールネットへ出したパス”という表現がぴったり。前半13分、左サイドを抜け出したMF倉田の折り返しを、冷静に右足のインサイドで押し込みました。

 私が知るかぎり遠藤のシュートには、ふかした一撃はただの1度もありません。足を思い切り振り抜くということがないのです。極めて珍しいタイプです。厳しいトレーニングを積んでいるわけでない読者のみなさんには、ぜひ見習ってほしいところです。これを習得すれば、ゴールを狙うときに筋肉系のケガはまず起きません。

 対照的に、同じJ1開幕節で川崎の元日本代表MF中村憲剛(37)が決めたへディングシュートは、決してマネできないですし、マネしようとしてはいけません。得点の確率より、ケガをする確率の方がずっと高いですから。

 まだ1試合ですが、今季の遠藤はとても楽しそうにプレーしています。トップ下(司令塔)のポジションに入ったことで、自分でゲームを作り自分でゴールも決める機会が昨季より格段に増えそうです。

 38歳になった遠藤、51歳の三浦知良、今年40歳になる中村俊輔(磐田)…技術はさびない、いい選手はケガをしない、ということを彼らが証明してくれています。

 ■水沼貴史(みずぬま・たかし) サッカー解説者。1960年5月28日、埼玉県生まれ。FWとして日産の黄金時代を築く。日本代表として32試合に出場、7得点。95年横浜マリノスの前期優勝後に現役引退。2006年には横浜Fマリノスのコーチ、同監督も務めた。

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