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【甘辛戦記】プレミアム“ニュータイプ・ディープ”誕生 見えた!皐月賞無敗戴冠

★弥生賞

 05年のディープインパクト以来、どの馬もなし得ていない無敗の皐月賞馬誕生のドラマ。夢を本番までつなげたのは飛ぶような末脚で魅了した父ディープとは似ても似つかない、正攻法ストロングスタイルの新王者だった。

 ダノンプレミアムは朝日杯FS以来でプラス8キロ。パドックでもイレ込み気味で怪しいムードも漂ったが、レースではまるで危なげなし。2番手でスムーズに折り合い、圧巻だったのは4コーナー。力の違いを誇示するように外を回って進出すると、ライバルと目されていたワグネリアンはついてこれなかった。

 「3~4コーナーから馬場の内めが悪かったので、脚元のことも考えて馬場のいいところを選んだ。初めての2000メートルも、コーナー4つも無事に乗り越えてくれた。いつもより前向きさが強く出ていたので、次はそこさえ抜けてくれたら。それだけです」

 本番での課題を口にしながら、完勝劇を冷静に振り返る川田騎手。とはいえ前半1000メートル61秒5のスローペースに対応できれば、本番への試走としては完璧だったはずだ。

 見えてきた無敗戴冠。父は452キロでデビューし、4戦目の皐月賞では444キロと馬体を減らしながら3冠初戦を乗り切ったが、こちらは昨年6月のデビュー戦(476キロ)から、実に22キロ増。フィジカル面の急激な成長力も、“ニュータイプ・ディープ”の趣だ。

 「2000メートルに向けてジョッキーとも相談しながらやってきて、レースでも打ち合わせたとおりの走り。テンションが高かった点は課題になるけど、無事に乗り越えてくれた」と中内田調教師。2歳王者が堂々、“1強”ムードを構築したTR第1弾だった。(夕刊フジ・内海裕介)

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