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侍ジャパンが抱える爆弾、2戦連続完封勝利も喜べないワケ (1/3ページ)

 2020年東京五輪で金メダル獲得を目指す侍ジャパンは、豪州との国際強化試合『ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018』(3日=ナゴヤドーム、4日=京セラドーム)で2試合連続完封勝ちを収めた。稲葉篤紀監督(45)は「改めて投手陣の素晴らしさがわかった」とご満悦だが、2年後の自国開催五輪、その翌年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第5回大会へ向けて、油断ならない“爆弾”を抱えている。(山戸英州、江尻良文)

 3日の初戦に先発した千賀滉大投手(25)=ソフトバンク=が2回を6連続奪三振と圧巻の投球を披露すれば、4日戦先発の則本昂大投手(27)=楽天=も150キロ台を連発しながら2回5奪三振無失点。稲葉監督は「すべての投手が自分の持ち味をしっかり出して打者を抑えてくれた」と胸を張った。

 この脂の乗った両右腕がいれば、2年後の金メダル獲得も間違いなし-といいたいところだが、手放しで喜んでばかりもいられない。

 則本は昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第4回大会で2試合、防御率9・82と実力を発揮できずじまい。一因は米ローリングス社製の使用球にあった。米大リーグの使用球と同じ仕様で、日本の投手陣はWBCのたびに「滑りやすい」「日本の球よりひとまわり大きく、重い」「個体差が激しい」と不満タラタラで対応に苦慮している。

 今回の強化試合で使用された『2017年度WBSC(世界野球ソフトボール連盟)公認球』は、NPB(日本野球機構)使用球と同じミズノ社製。違和感がなかったことが侍投手陣の快投劇の背景にあった。

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