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【貴騒動を斬る】貴乃花親方は本当に“改革派”なのか? 保守派の面も「古き良きもの残す」 (2/2ページ)

 こうした思い切った手法が改革派のイメージを育てていったが、実態はどうか。初場所終了直後後の部屋のブログで貴乃花親方はこう訴えた。

 「(大相撲を次世代に残すために)改革するのではないのです。古き良きものを残すために、時代に順応させながら残すのです。(中略)協会全体が一つの家族になるべきです」

 これはもう保守そのものだ。それもガッチガチの。解任前の貴乃花親方は鏡山親方(元関脇多賀竜)と並んで最古参理事だった。年齢は若いが、いわば理事会の重鎮だ。にもかかわらず、在任中の8年間、理事会ではこれといった新提案はおろか、発言すらもほとんどしなかったという。つまり、首脳の方針をひたすら黙認してきたのだ。

 今回の理事選で“神風”を吹かすことができなかったのは、こうした実体を多くの親方たちに見透かされたから、という声も多い。(大見信昭)

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