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大谷がエンゼルスを選んだ本当のワケ 落選2球団の「二刀流プラン」詳細判明 (2/3ページ)

 書類選考を通過したドジャースが昨年12月上旬、ロサンゼルスで行われた大谷との直接交渉で提案したのは「外野手として先発し、7、8回にリリーフ登板」というものだった。

 ドジャースはエース左腕のクレイトン・カーショー投手(29)を筆頭に、昨季16勝のアレックス・ウッド投手(27)、2年連続2ケタ勝利の前田健太投手(29)ら実績のある5人による中4日の先発ローテーションが確立。特に大エースのカーショーの登板数を減らすことになる6人ローテの導入は、受け入れ難かったことが容易に想像できる。

 「ドジャースで二刀流をやるならこの形しかなかった」と球団関係者。しかし、大谷側は首を横に振った。「あくまで先発投手としてメジャーでやりたいという希望を持っているのだろう」と同関係者は推測する。

 一方、カブスの提案は「先発投手として中4日。登板日には打線の中軸を務め、登板間は代打で出場」というものだった。

 カブスは昨季エース級だったジェイク・アリエッタ投手(31)がFAで流出。計算できる先発を必要としていた事情がある。

 結果的に大谷を逃し、ダルビッシュ有投手(31)に狙いを切り替えて獲得に成功したが、エースとして期待していた大谷に本格的な二刀流を続けさせる余裕はなかったといえる。

 大谷側はこの提案も拒否。「打者としての先発出場に、こだわりがあるということだろう」とはカブス関係者の弁だ。

 そこで夕刊フジが、エンゼルスのマイク・ソーシア監督(59)に「先発投手でなく、DHで先発し終盤にリリーフで登板させる起用法を考えたことがありますか?」と聞くと、「ノー。検討したこともない」ときっぱり。あくまで先発ローテ投手としての起用しか考えていないとした。

 ビリー・エプラーGM(42)も「調査していた段階からスターターとして考えていた」。

 一口に二刀流といっても、描く形は球団の事情によって違う。大谷はあくまで投打で先発としての起用を望んでいることが、落選した2球団の提案から読み取れる。逆に、エンゼルスは大谷の要望に最も近い提案を出せたということになる。

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