記事詳細

【甘辛戦記】見えてきた18年皐月勢力図、朝日杯上位2頭の一騎討ち

 まだ毎日杯を残すものの、皐月賞TRは先週で終了。’18第1冠の勢力図が見えてきた。

 フジテレビ賞スプリングSを制したのはステルヴィオ。絶妙な“番手まくり”に賭けたエポカドーロをきっちり捕らえ、3着には3馬身半もの差をつけた。「負けたと思った」とルメール騎手は冷や汗をぬぐったが、着差以上に地力の違いを感じさせる完勝劇だった。

 これでサウジアラビアRC→朝日杯FSと連続ワンツーのダノンプレミアム&ステルヴィオが主要TRを連勝。対して、新設GIホープフルS組は勝ったタイムフライヤーが若葉Sで5着と撃沈し、2着ジャンダルムも弥生賞で完敗の3着。明暗はクッキリ分かれた。直行組もいるが、皐月賞は朝日杯上位2頭の一騎討ちムードとみていい。

 “三度目の正直”へ、ルメールが手応えをつかんだのはスタートの上達だ。「去年はスタート後が緩くてポジションが後ろ。よく伸びても遅かった。でも、きょうはすぐにいいポジションが取れていたね。もっと距離があっていいと思ってきたし、絶対2000メートルも問題ない」とご満悦だった。

 同馬主のタイムフライヤーもお手馬として抱えているため、「(皐月賞でどちらに乗るかは)まだ決まっていない」と悩ましげ。それでも、この勝利でググッと心が傾いたのは確かだろう。

 「ダノンプレミアムが今は一番強いけど、チャレンジしてみたいね」。名手の脳内では、すでに逆転のシナリオが練られ始めている。 (夕刊フジ・漆山貴禎)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう