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貴騒動で重圧逸れ… 栃ノ心、5連勝で連続優勝チャンス

 ■大相撲春場所9日目(19日=エディオンアリーナ大阪)

 珍しく左からかちあげた栃ノ心は、得意の左上手をガバッと取り、右も差し込み万全。松鳳山に何もさせず寄り切った。尻上がりの5連勝で7勝2敗。全勝の鶴竜にプレッシャーをかける。

 今場所、母国と同じ名前の缶コーヒー、ジョージア(日本コカ・コーラ)の懸賞金もかかった。「せっかくつけてもらったんだから、相手に渡したくない」

 場所前の稽古で左大腿を痛め緊急帰京。かかりつけの病院で炎症を押さえる注射を打った。出稽古にきた豪栄道と16番もの激しい稽古を行ったことが一因とみられるが、日頃の猛稽古は先場所の初優勝となって実を結んでいる。

 初ものに飛びつくのがテレビで、2年前の初場所で優勝した琴奨菊はテレビやイベントに引っ張りだこになった。春場所は綱とりがかかったが、稽古不足がたたって8勝7敗に終わり、期待を裏切ってしまった。

 「栃ノ心もそれが心配だったが、初場所後はちょうど協会の理事選などがありテレビは貴一色。初優勝というだけで、次が大関とりでもなかったから、さほど注目されなかったのが幸いしたようだ」とある親方。2場所連続優勝でも即大関昇進はないが、昇進へ足場を固める場所である。

 「力強いし、安定感では、バタバタした相撲が続く鶴竜より上。2差なら上位を引きずりおろして連続優勝のチャンス十分だ」と藤島審判副部長(元大関武双山)。場所の終盤戦を盛り上げる。

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