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【甘辛戦記】外国人ジョッキーに待った!川田が春GIの主役に名乗り

★高松宮記念

 「ゴドルフィンの名義になった最初のGIを、一発で決めることができてうれしいです」。それがファインニードルをVに導いた川田将雅騎手(32)の、共同会見における第一声だった。

 ゴドルフィンは、モハメド殿下らドバイの王族マクトゥーム家による、競走馬のオーナー組織。世界の競馬シーンで活躍するロイヤルブルーをイメージした勝負服でメモリアルVを飾ったのだから、ジョッキーの喜びは素直に分かる。

 勝ちっぷりも劇的なゴール前ハナ差逆転。「馬体が離れていたので分からなかった」というほどで、大きな運があったということか。「道中は前の馬が速く、自然とあの位置に。左回りがどうかなと思っていたが、うまく対応でき、リズム良く走っていた。最後に届いてくれてホッとした」と相好を崩す。

 この春の自身の勢いも追い風になっていただろう。昨年の朝日杯FS馬ダノンプレミアムで、弥生賞を完勝。4戦4勝のディープインパクト産駒は皐月賞(4月15日、中山、GI、芝2000メートル)で断然の主役を務める。

 最近のGIといえばご存じのとおり、外国人ジョッキーが抜きん出た成績を収めてきたが、今春はちょっと趣が違うか。ミルコ・デムーロが跨った1番人気のレッドファルクスを破ったあたりにも、川田騎手の“強さ”を感じる。もちろんデム・ルメも黙ってはいないだろう。トップレベルの技術がぶつかり合う春のGIシリーズを堪能していきたい。 (夕刊フジ・水谷圭助)

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