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【神谷光男 スポーツ随想】おじさん脱帽!大坂なおみ、これぞ本当の“名スピーチ” (1/2ページ)

 結婚式など祝いの席で「スピーチ」を頼まれ、喜んでやる人は少ないだろう。何を話そうか、構成はどうするかと頭を抱える。下書きして暗記したものの、緊張のあまり1行忘れて話がつながらなくなり、頭が真っ白になった知人がいる。

 テニスのBPNパリバ・オープン女子シングルスで優勝した大坂なおみのスピーチは、アドリブそのものだったが、聞く人の心を揺さぶった。

 「ハロー、私はなおみ…」と異例の自己紹介で始まった。「トーナメントディレクター、スタッフ、理学療法士の方々に感謝…。サーシャ(コーチ)にも感謝します。父にも。フロリダで見ている母と姉にも…」

 「何か言い忘れてないかな?。スポンサーにも感謝。えーっと、あとなんだっけ。ボールキッズはちょー最高。あー、きっと史上最悪のスピーチになっちゃう。みなさん、見にきてくれてありがとう」

 ざっと、こんな内容だった。構成も何もない。ただ、優勝に関わった人たちの名前や団体を次々に挙げ感謝の気持ちを表しただけだ。しかし、「これぞスピーチの原点。史上最悪どころか、史上最高。心から出ているからこそ胸を打つスピーチだった」と、ネットなどでは大好評だ。

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