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【Jリーグ25周年の群像】大久保嘉人、川崎にたった1年で出戻り「俺のサッカー人生は批判されてばかり。覚悟はいつもできている」 (1/2ページ)

★大久保嘉人(1)

 一度離れてみて、初めて気がつくことがある。25周年を迎えたJリーグで、通算得点ランキングの歴代トップを独走する屈指の点取り屋、FW大久保嘉人(35)にとってそれは、川崎フロンターレのスタイルへの憧憬だった。

 「去年移籍して、外から試合を見ていて何度も感じたのは、川崎のサッカーが好きだ、ということ。どこからでも、誰でも点が取れるのは本当に素晴らしいと思った。俺も川崎にいたときは点を取っていましたけど、やっているときは気がつかないものですからね」

 ヴィッセル神戸から2013年に加入した川崎で、前人未到の3年連続得点王を獲得。16年を含めた4年間の合計は、出場130試合で実に82ゴール。相性抜群だった川崎から、昨季はFC東京へ移籍した。

 「ずっと同じところにおるのは、何だか安パイみたいで面白くないからね。しかも、この年齢で普通ならオファーなんか来んよ。FC東京の誠意を感じたし、だからこそチャレンジしようと。俺はそういう性格だから」

 国見高校から01年に加入したセレッソ大阪を皮切りに、2度の海外挑戦を含め、のべ8チーム目のFC東京へ新天地を求めた理由を、大久保はこう説明していた。

 だからこそ、たった1年での川崎復帰には誰もが驚かされた。しかも、大久保が不在だった昨季、川崎はJ1を制覇して悲願の初タイトルを獲得した。キャプテンを拝命したFW小林悠が得点王も獲得した。今さら何だよ、との声が上がっても不思議ではなかった。

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