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巨人・菅野、お待たせ白星「きょうの1勝は一生忘れられない」

 (セ・リーグ、巨人10-2広島、1回戦、巨人1勝、13日、東京D)巨人は広島に10-2で勝利し、連敗を6で止めた。先発した菅野智之投手(28)が8回、119球を投げ、6安打1失点で今季初勝利。10三振を奪い、自身の連敗も2で止めた。

 巨人の菅野がようやくエースらしい仕事をした。8回1失点で今季初勝利。ヒーローインタビューでは感情を込めた。「きょうの1勝は一生忘れられない」。自身も、そしてチームも勝ち星に見放された苦しみから、ようやく解放された。

 開幕戦では阪神に5失点。翌週のヤクルト戦でも5失点し、いずれも負け投手になった。巨人の6連敗はこの日から始まっていた。「長い野球人生でこういうときはくる。何とか自分の力で打開する」と強く誓ってマウンドに立った。

 一回に先制点を許した。その裏に味方が5点を奪ってくれてペースを取り戻した。六回、無死一、三塁のピンチでは松山、安部、西川を変化球で3者連続三振。今季から挑戦しているシンカーは一度も使わず、勝負球としてフォークボールを多用したのが奏功した。

 「みんなでつないで、みんなで勝ち取った1勝」。菅野がこう振り返るように野手の援護も大きかった。前日のDeNA戦から組み替えた打線が機能し、新1番の坂本勇が3安打。新4番のマギーは2ランを含む2安打3打点。開幕早々迷い込んだトンネルから投打両方の力で抜け出した。

 久々に快勝したとはいえ、最下位という苦境は変わらない。「きょうのピッチングで取り戻せたとは思っていない。挽回できるように頑張る」と菅野。ここから沢村賞投手の本領を発揮し、チームを上昇させてみせる。(産経新聞、浜田慎太郎)

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