記事詳細

惜敗も新たな“松坂効果” 「今まで聞いたことない応援」

 勝てはしなかったが、“怪物効果”はあったといえるだろう。19日の阪神戦(ナゴヤドーム)に先発した中日・松坂大輔投手(37)は、7回123球で4安打2失点(自責1)の粘投を見せたが、打線の援護がなく今季2敗目を喫した。

 チームも5連敗で、本人は「感触も何もない。連敗を止めたかった。すばらしいとも何とも思わない」とぶ然とした表情だったが、今季初登板の5日・巨人戦(ナゴヤドーム)の5回96球3失点(自責2)を上回る内容。7回2死満塁で代打上本を空振り三振に仕留めると、ガッツポーズもみせた。

 この日は中13日での登板。森監督も「ゲームは作ってくれた。明日、あさっての様子を見て次のことを考える」が、中10日で30日の横浜DeNA戦(ナゴヤドーム)に登録即先発するプランが進行している。

 森監督は基本的に松坂の登板を平日のナゴヤドームに限定する考え。中止がないため本人の調整が容易で、集客も期待できるからだ。依然として注目度は高く、この日は三塁側に民放テレビ5局が共同で「松坂専用カメラ」を設置。日本球界で12年ぶりの勝利投手となった場合には記者会見も要請されていた。

 松坂がピンチに陥ると、スタンドから応援の拍手も多かった。ある中日選手は「正直、ウチではああいう形の拍手は今まで聞いたことがない。叱咤もありがたいが、応援してもらえるのは何より心強い」。

 ただチームは最下位。松坂が本格的に先発ローテで回るぐらいでないと浮上はないかもしれない。(山戸英州)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース