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【神谷光男 スポーツ随想】「川内嫌い」の瀬古氏まで手のひら返し ボストンVで東京五輪待望論 (1/2ページ)

 マラソン界の“最強市民ランナー”川内優輝(31)には驚かされることばかりだ。寒さと強風、大雨の中でのボストン・マラソンで、1987年の瀬古利彦以来31年ぶりの日本人優勝を遂げたと思ったら、安定した公務員(埼玉県庁)の職をなげうち、来年4月プロに転向するという。

 ボストンの優勝賞金は15万ドル(約1650万円)。「プロ転向の資金にする。スポンサーに関係なく3、4年は活動できる」と川内。久喜高に勤務して5年目となり、次の人事で異動の可能性が高く、安定した練習時間の確保が難しくなることなどが、プロ転向の理由の一つだそうだ。

 帰国早々の21日には、早速「ぎふ清流ハーフマラソン」を走った。「プロになれば賞金だけでなく、公務員だからもらえなかった出場料も手に入る。何ともいえない不思議なキャラで、テレビからもお呼びがかかるだろう。十分メシは食っていける」と関係者は占う。

 実業団の駅伝偏重を批判し、日本陸連の選手選考方法にも真っ向から反論。ナショナルチームも「入るメリットよりデメリットが多い」と1年で脱退するなど、自己流の一匹オオカミを貫く。

 当然、陸連にとっては目障りこの上ない選手で、9位に終わった昨年世界選手権後の「代表引退」宣言には内心ホッとしていたろう。

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