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【須藤豊のいごっそうが斬る】打率トップ浮上、巨人・坂本は大人になった 吉川尚との新二遊間コンビで芽生えた責任感 (1/2ページ)

 巨人・坂本勇人内野手(29)がすっかり大人になった。一皮も二皮もむけた印象だ。

 打席での内容がいい。追い込まれてもしっかり右方向に打っていく。引っ張るべきところでは思い切りよく引っ張る。4月30日のヤクルト戦(東京ドーム)でも4打数4安打。打率を・369まで上げ、セ・リーグトップに浮上した。

 昨季は9月に入ってスランプに陥り打率3割を逃したが、当時の当欄で「来季の進化が今から楽しみで仕方ない」と書いた。2016年に首位打者を獲ったことで、悩みのレベルが一段高くなっていたからだ。逆方向への打撃を意識しすぎて、引っ張るときにバットが外回り。タイミングの取り方も崩していた。不振を脱しようとして打席ごとに試行錯誤をした経験が、今季に生きている。

 成長の要因がもうひとつ。今季から二遊間でコンビを組む、2年目の吉川尚輝内野手(23)がいい刺激になっている。私も現役時代は二塁手だったが、二遊間の連携というのはかなり深いレベルで気心を通じ合わせる必要がある。年齢を考えれば、坂本がリードしなくてはならない立場。試合中には頻繁に吉川尚に声をかけ、アドバイスを送っている。

 これまでもキャプテンを務めてきたが、年上も含め選手全体をまとめる仕事は漠然としている。二遊間で共同作業をする後輩という明確な相手に対して、おのずと責任感が芽生えたのだろう。

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